■コンクリートの力強よさと陰影、無垢木の優しさと陰影、ガラスの透明感を融合させた仕上げデザイン。
■床下および土間(蓄熱部位);ロックベット、コンクリート、テラコッタ、テラゾ、コルク。
壁(蓄熱部位);煉瓦、タイル、漆喰、珪藻土、石膏ボード(13ミリ)。
蓄熱式ラジエーター。
蓄熱部位材の効果(重要性)について;
夏涼しく、冬暖かい、心地よい快適な室内環境を得るためには、空調による空気の「対流」でつくる室温とは別に、熱の直接的な移動(輻射・蒸散)を促す熱容量や吸放湿性のある素材が体感温度を左右する。
蓄熱体の例/古民家 ; 夏に古民家に入った瞬間、ひんやりと涼しさを感じるには、大屋根でしっかり「遮熱」され、土中と夜間の冷気で「蓄冷」された熱容量の大きい土間、厚い土壁が身体から熱を奪いからである。また、土や木の吸放湿性のある呼吸する自然素材は、蒸散を促進させる効果がある。
⇒ 「輻射熱」は、高い方から低い方へ流れる。だから床、壁、天井の温度が低いと、そこへ身体の温度が奪はれて涼しさが増し、反対に高い(熱い)と加味されて暖が促される。(夏モードと冬モードのための活用策のヒント。)
■調湿材の吸放湿性能(呼吸する材料); 通常の生活湿度である50%~70%の範囲内で吸放湿する材料を調湿材と呼んでいる? 例えば、杉の柱1本でビール瓶1本程度の水分を吸放湿していると言われる。換気と同じ働きをしてくれが、しかし本来の換気との併用が必要である。 → 自然素材に多い
■家屋を構成する木材が全て、できれば、常に空気に触れるように細工をする。
■ホルムアルデヒド告示対象外である「自然健康素材」(無垢木材、土、石、漆喰、漆、テラコッタ等)を吟味し、活用する。
■部位の(自然)適性材の検討;
土台とねこ土台;芯持ち青森ヒバ、ひのき、栗。
床下;珪藻土+生石灰(保温、調湿、吸音、脱臭)。
束;赤身の芯持ち。
柱;芯持ち檜。
梁;松(輸入米マツには芯がない)。
小屋梁;和松の芯持ち丸太。
床と階段;テラコッタ(蓄熱材)、檜、青森ヒバ、栗、タモ、チーク、花梨等。 天井;杉板、青森ヒバ、桐。
壁;煉瓦、タイル、漆喰、珪藻土、青森ヒバ等の羽目板、竹材で覆う壁。
押入れ、cloak;漆喰、檜羽目板、桐。
造り家具;青森ヒバ、タモ。
幅木;チーク、檜、青森ヒバ、栗、タモ、花梨等、タイル、ガラス(テラコッタ、タイル床)。
■青森ヒバ縁甲板及びひのき羽目板の利用;
フローリング、およびトイレ、洗面脱衣室の床と腰壁、浴室の壁と天井に活用する。その他「closet」等に活用する。
■断熱性能面からは、白色枠のRC用断熱樹脂サッシ(シャノン)、または外側アルミと内側木製のサッシとLow-Eガラス(日射透過率は落ちる)を採用。ブラインドイン複層ガラス,
トップライト(velux)
■ポリカーボネーイト; 強度はガラスの200倍。利点は、強度、安全、軽量。弱点は、たわみ、膨張。
※異なる材料が出会うところでは、必ず「遊び」や「逃げのデザイン」が必要となる。「せめ合わせ」の処理と工夫が必要。
⇒ (例) ①錆色のスチール棚受②ガラスと塗りの違い棚③それを左官壁の中に差込む場合、スチール部は床下に強固に固定し、左官とガラスの出会い部分には木を入れ、左官や木の乾燥収縮による働きを考え「遊びのデザイン」をとること。
第14章へ
※ パッシブデザイン建築実験棟〒310-0836
茨城県水戸市
元吉田町328-3
The Heart-Hills Villa
MAIL : info@passivedesign
-thhv.com
■アクセス/会社概要