排気煙突利用方式と交差換気法; ①.室内外温度差(空気の比重差)を利用した煙突効果と、②.風力による自然通風の道とを利用した「風の道」をデザインする。
床下暖房とパッシブ換気システム;
①.建物の間取り、②.換気、③.冷暖房とをトータルにデザインする
1.「自然対流式床下暖房換気システム」(特許第4392508 号)の導入
床下空間を、(ⅰ)自然給気の経路や(ⅱ)蓄熱体と補助暖房の蓄熱式放熱器による予熱空間帯に利用し、
①床下から南側の床ガラリを通り1F室内へ → 階段や吹抜け(up) → 2F → 屋根裏(一部排気) → loft・小屋裏 → 北側吹抜け(down) → 北側returnガラリ を経て床下に戻る(一部排気)「外循環」、

②さらに床下から1Fインナーテラス垂れ壁背後の通気口及び1F事務所南側天井ガラリ通気口 → 2F床通気ガラリ・「収納」スペース床の通気ガラリなどを経由しながら、2Fへ自然給気していく「内循環」の二つの経路を使う。
③この方式は、(1)床下に入った新鮮な外気が屋内を経由して最終的に排気筒から排気されるピストン的な流れと、(2)さらに空気を屋内循環させながら汚染質の濃度を薄め、きれいに保つ希釈換気の二つの併用方式となる。換気量の変動はあるが、常時換気される。
2. 床下空間の設計条件; ① 基礎外断熱を十分し強化し、土間コンクリート床を地下約五mに近い温熱環境に繋ぐ(アイヌ民族のチセ)、②気密性能、③床下土間空間を余裕ある高さ(1,200㎜程度)と出来る限りオープン(中基礎等の仕切り)にする、④基礎の外断熱材仕様(防蟻・耐熱断熱ポリスチレン材)、⑤乾燥化への対応。
これは、床下土間空間を基礎底から1200cm程度の高さと容積を確保することで、①蓄熱容量の確保、②床下の半地下空間が多目的に利用でき、③メンテナンスと点検が容易に行うことが可能になる。
なお、夏の床下空間は高湿になりがちだが、梅雨時であっても(相対)湿度は70%前後であり、75%を超えない。
3. 換気量の変動制御 ; 内外温度差の変動にともなう換気量の変動は、①「アエレコ調湿換気システム」またはサーモスタッドバブル式可変給気口(機械換気)、②ダンパー、③補助ファン(浴室、トイレの機械排気ファン)などを組合せ利用して対応・調整する。
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